コワーキングスペースやシェアオフィスは入居を決める前に見学しておくことをオススメします。というのも、店舗によって個性がマチマチなので家から近いという理由だけで入居を決めてしまうと、店舗の特徴と自分の要望がミスマッチしてしまう可能性があるのです。
実際にコワーキングスペースに入居している僕から見て、あらかじめチェックしておきたいポイントをまとめてみました。
もくじ
フリーアドレスと固定席の違いを確認する
大抵のコワーキングスペースにはフリーアドレスと固定席があります。
- フリーアドレス:自由席。エリアのどこにでも座れるけど、好きな席が空いていなかったり、そもそも満席だったりするデメリットがあります。固定席に比べると割安。
- 固定席:自分用のデスクと椅子が用意されるオプション。私物も置けるので、外付けディスプレイなどデカいものを使う場合に便利。
例えば「人目が気になるから固定席だけ検討しよう」といったように、あまり決めつけすぎずに見学するのが良いです。フリーアドレスでもパーテーションで区切られていたりします。良い意味でも悪い意味でもホームページの印象とは異なる場合があります。
デスクと椅子は実際に使ってみる
デスクや椅子は入居したら長時間利用するものなので、実際に座ってPCやノートを開いて作業してみるのがベストです。
デスクと椅子によっては体格のいい人が脚を組めなかったりするので、自分のサイズとフィットしているか確認しましょう。
腰痛持ちや肩こりの人は特に入念にチェックしておきたいポイントです。ただ、もし座り心地がイマイチでも、クッションや姿勢サポート座椅子などを持参する方法もあります。
僕の入居しているコワーキングスペースにも姿勢サポート座椅子を持参している入居者を見かけます。
マイ姿勢サポート座椅子を持っているならば、見学時に座椅子を乗せた状態での座り心地を試して見るのも大事ですね。
コミュニティマネージャースタッフの有無と役割
コワーキングスペースには『コミュニティマネージャー(CM)』というポジションのスタッフが存在する場合があります。
CMの主な役割は入居者のサポートです。WiFiがつながらないとか、施設の利用方法を知りたいとか、わからないことがあれば教えてくれる貴重な存在です。
コワーキングスペースによってはCMのスタッフはおらず、受付のバイトだけという場合もあります。
CMによっては担う役割がサポートだけではなく、入居者同士の交流の場をアレンジする企画もしてくれます。
僕のように縁もゆかりもない土地でコワーキングスペースを利用していても、CMのおかげで他の入居者とつながりを持てるのはお金に換算できない価値を感じます。
逆に、人と交流をせずに黙々と仕事をしたい人にとっては、巻き込み型のCMはちょっと鬱陶しく感じてしまうかもしれないですね。
フリーアドレスの場合は入居者数や入居率を聞く
フリーアドレスで入居を検討している場合は、入居者数や入居率を聞いておきましょう。
キャパのギリギリまで入居者がいて常に満席だったりすると、仕事の生産性に影響が出てしまうかもしれません。
見学している時間帯は通常に比べて利用者が多いのかどうか。満席時だと隣の人とどのくらいの近さなのか。必要以上にストレスを感じないために、地味ですが確認しておきたいポイントです。
会員特典を細かくチェックする
コワーキングスペースには何かしらの会員特典があります。姉妹店の利用ができたり、提携しているスポーツジムが割引になったり、といった具合です。
ちゃんと使えばめちゃくちゃお得なケースもあるので、見学時に細かく聞いておくのがベターです。