今が始めどき！フリマアプリでのハンドメイド商品販売は複業（副業）にオススメ

複業（複業）や多拠点生活の普及にともなって、仕事が効率化されています。仕事の生産性が上がると仕事が早く終わりますから、自然と趣味や遊びに費やす時間が増えます。

僕も空いた時間で新たな趣味を探すべく、陶芸や木工といった手芸に初挑戦して、その魅力に取りつかれました。

実際に手芸に触れてみると、大量生産の商品とは違う唯一無二のあたたかみを感じます。うまい下手とか理屈では説明できないのですが、手芸の作品は所有欲をかきたてます。

ふと、ハンドメイドの商品をフリマで販売するのってこれからの複業として流行りそうだなと思って調べてみましたが、もうとっくに流行っていて、さらに急成長を続けていくようです。

時代の流れに乗っかって、ハンドメイドとフリマの可能性についてまとめてみました。

ホビー分野の市場の状況

予備知識として、ハンドメイドとはどんなものなのか知っておきましょう。

まず、ハンドメイドは「ホビー」という市場に分類されます。

で、ホビーはさらに大まかに3つに細分化されます。

ハンドメイドはこの中で「クラフト」に該当します。

ハンドメイド市場は雑誌市場よりも大きい

ハンドメイドの市場は規模が大きいです。2015年のホビー白書によると、市場規模は8900億円だと推計されます。

一般社団法人日本ホビー協会発行の『ホビー白書2015年版』によると、2014年の手芸などの国内クラフト市場規模は約8,906億円

引用：TDB-ハンドメイドマーケット

ホビー白書が2015年のデータで少し古いので、今はもっと成長しているかもしれませんね。

ちなみに、矢野経済研究所の調査によると2018年の雑誌の市場が約7900億円とのこと。雑誌よりもクラフト市場の方が規模が大きいんです。

フリマアプリ市場も4800億円と絶好調

メルカリを筆頭にグングン成長しているフリマアプリの市場はどうなっているでしょうか。経産省の発表した「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備（電子商取引に関する市場調査）」の調査によれば、2017年度のフリマアプリ市場は約4800億円でした。

この数字は前年比58.4%増です。フリマアプリが誕生したのが2012年ですから、5年で4800億円の市場を作り出したことになります。まさに急成長＆絶好調ですね。

ハンドメイド×フリマアプリで人気のジャンル

ハンドメイド市場は規模が大きく、フリマアプリ市場は急成長中だということがわかりました。

では、フリマアプリで人気が高いハンドメイド商品のジャンルはどのようなものがあるのでしょうか。

衣類（子供服）

衣類全般が人気ではありますが、特にハンドメイドの子供服は人気が高いです。

理由はいくつかあります。

• （作り手にとって）材料費が安い
• ファンシーなデザインは子供服の相性がいい
• フリマアプリユーザーに子育て世代が多い
• フリマアプリで買った服を自分で着る勇気がない

アクセサリー

ハンドメイド×フリマアプリの王道です。アクセサリーはオシャレのアクセントになりますから、一点物のハンドメイド商品は需要があります。

あと、アクセサリーは普通に買うと高いので、割安なハンドメイドの方が単純にコスパが良いという理由もあるでしょう。

ガラス製品

ガラス製品を作るにはスキルや設備が必要なので、ちょっとハードルは高いですが、裏を返せばそれだけ参入者が少ない領域です。

最低限のスキルと設備をそろえれば、周りから見たら立派な「職人さん」です。

陶芸品・食器

陶芸は初級者でも作れる作品が色々あります。ろくろを回すのはスキルが必要ですが、手びねりという方法で代用できます。手びねりはむしろ手作り感が増して味が出るので人気が出そうです。

本格的な陶芸をするには窯などの大掛かりな設備が必要ですが、窯を貸してくれる窯元さんもいますし、いっそ陶芸家さんの弟子になっちゃう手もあります。

スマホケース

人の目に触れやすいアイテムなので、人とは違ったものをチョイスしたくなるのがスマホケースです。

既存のスマホケースにビーズをあしらうだけでもオリジナルのハンドメイド商品になるので、ハードルの低さも魅力です。

副収入“以外”の大きなメリット

ハンドメイド商品を売ることは収入以外にもメリットがあります。

ひとつ作品を作って販売すれば、その時点であなたはクリエイターです。

ひとつ作品を仕上げるごとに、ひとつ商品を販売するごとに、あなたのクリエイターとしての実績は増えていきます。

これは会社から与えられた仕事をこなして決まった給料を受け取ることとは決定的に違う部分です。

クリエイターはお金以外に得られる価値がいくつもあります。

クリエイター同士で交流が深まる

オンラインで作品を販売していると、自然と他のクリエイターの活動にも興味を持つようになります。

人気のクリエイターの動きをフォローしてみると、クリエイター同士で交流したり、ミートアップなどに参加している人が結構います。

こういうミートアップにはぜひ積極的に参加して見てください。新しい発見がたくさんあるはずです。

最初は知らない人ばかりで上手に交流できないかもしれませんが、何度か通っていると自然と顔見知りができていきます。

購入されやすい説明文の書き方とか、どうやって作品を作っているかとか…クリエイター同士の交流は情報の宝庫です。

クリエイターとファンの間でコミュニティができる

クリエイターとして実績を重ねていくと、だんだんとあなたの作品のファンができてきます。

TwitterやFacebookなどでファンと積極的にコミュニケーションをしてみると、さらに世界が広がります。

言い方はちょっとアレですが、ファンはあなたの作品を宣伝してくれる広告塔にもなります。そういう意味でもファンとの交流は大事です。

ファンが増えてきたら、あなたがミートアップを主催してファンとリアルで交流の場を設けるのもいいでしょう。

オンラインでもリアルでも交流することで、ファンはよりいっそうあなたに親近感を抱くはずです。

ハンドメイド商品の販売サービス

ハンドメイド商品を販売するためのサービスやアプリはメルカリだけではありません。

僕はIT企業で勤めていたので、それぞれのサービスがどのような強みを持っているのかある程度把握できています。

基本的には、複数のサービスに登録しておくのをオススメします。メルカリにもミンネにも同じ商品を出品して、どちらかで売れたら、もう一方の出品は取りやめればOKですから。

各サービスのアフィリエイトリンクは貼っていますが、あくまで僕の私見としてサービスの特徴を説明しますね。

ハンドメイド以外にも物を売るなら『メルカリ』

メルカリはフリマアプリの中では国内で圧倒的なシェアを占めています。逆に言うと、ハンドメイド特化型ではありません。

メルカリは出品者に評価がつきます。良いハンドメイド作品を販売すれば評価が上がっていきます。評価が高ければ表示順位が上がるなど、さらに売れやすくなるでしょう。

もしハンドメイド作品以外にもメルカリで売りたい物がたくさんあるのなら、メルカリをメインにするのがオススメです。

古本屋や家電を売った評価もあなたの評価になるので、ハンドメイド作品の出品にも良い影響が出ます。

 

メルカリはこちら

ハンドメイドのフリマに特化した『minne』

GMOグループが運営するminne（ミンネ）はハンドメイド作品に特化したフリマアプリです。

メルカリにも「ハンドメイド」カテゴリはあるわけですが、ミンネの特徴は出品者の作家性です。

ミンネに出品している人はハンドメイドのクリエイターだけなので、みんな作家として出品しています。

ミンネで人気を得て、クリエイターとして次のステージへステップアップすることもあるので、自分をクリエイターとしてブランディングしていくならミンネをチョイスするべきでしょう。

ミンネは現在クリエイター募集プログラムを実施しています。ハウツーの共有や、アトリエの解放といった優待が受けられます。

minneで作品を販売していただける作家さまを募集します。

雑貨、アクセサリー、家具、ファッションなどなど様々なジャンルの作家さまがminneで活躍されています。

登録は無料で決済もminneが代行するのでどなたでも安心してお取引いただけます。
「自分で作った作品をまずは販売してみたい！」という方にもおすすめです。

引用：minne

ココナラハンドメイド

得意なスキルを販売できる『ココナラ』のハンドメイドに特化したサービスがココナラハンドメイドです。

ココナラハンドメイドはハンドメイドの中でも得意ジャンルがはっきりしているのが特徴です。パール、スワロ、花柄、ねこといったものが人気ジャンルとなっています。

あなたの得意なジャンルとココナラハンドメイドで人気のジャンルが合致しているなら、活躍できるチャンスは大いにあります。

ココナラハンドメイドでは2週間に一度のペースで特集が組まれるのですが、運営側は売れる物を特集します。

つまり、あなたの作品がココナラハンドメイドの人気のジャンルに乗っかっていれば、運営がオススメしてくれる可能性もあります。

サイトはどのような物が人気なのかわかりやすいデザインになっているので、自分の趣味とフィットしているか確認してみるといいですよ。

ココナラハンドメイドはこちら

ブログやTwitterで発信しているならBASEかSTORES.jp

あなたが作品をブログやTwitterなど、オンラインでアピールしているなら、BASE（ベイス）かSTORES.jp（ストアーズドットジェイピー）といった簡単に開設できるオンラインショップがオススメです。

逆に言うとベイスやストアーズは販売サイトに商品を並べただけでは集客がほとんどできません。

僕も試しにTシャツを作ってベイスで販売したことがあります。直感的にサクっとサイトが作れましたが、告知しなかったら全然売れませんでした。

ブログやTwitterなど、あなたがどんな作品を販売しているか発信しているなら、販売サイトに誘導して商品を購入してもらうのが有効です。

もしウェブデザインの心得があれば、HTML/CSSでのカスタマイズに対応しているカラーミーショップがオススメです。自分の商品の販売サイトとなると気合いを入れて作りたくなるので、スキルがあるならカラーミーショップがいいでしょうね。

ベイス、ストアーズ、カラーミーショップの販売サイトタイプははっきり言ってあまり長所短所がありません。

ウェブサイトの好みなどで選んでしまっていいと思います。

 

BASE（ベイス）

STORES.jp（ストアーズドットジェイピー）

カラーミーショップ

最初の一個が売れた時の気持ちが大切

自分の作品をネットで売ると思うと腰の重い作業に感じますが、実際にやってみるとめちゃくちゃ簡単です。今日のうちにでも出品完了できるでしょう。

最初の一個が売れた時、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。それを試すだけでも十分価値のある行動です。

もし、作品を作っている最中や、出品した時、作品が売れた時、あなたの胸がドキドキしたなら、それは天職になりうるかもしれません。