旅先を選ぶとき、無意識に「映えてるか」と「高コスパか」で選んでいませんか?もちろん悪いことじゃないですが、旅の本質は「映え」と「コスパ」のさらにさらに内側に隠れているはずです。
しかし、僕らが手に入れられる情報だけで、旅の内側に潜むエモーショナルな部分と出会うのは難しいのもまた事実です。
このように、表面的ではなく本質的に旅の醍醐味を味わいたい旅人と、地域の良さをどう伝えたらいいか悩んでいる宿泊施設との間には、どうにももったいない溝が存在している気がします。
そんなもったいない溝を埋めてくれる新しいサービスを見つけました。その名も『おてつたび』です。
この記事はこんな人にオススメ
- ゲストハウスや民宿が好き
- オーナーや女将さん、従業員さんと話すのが好き
- 旅は交通費がネックになりがち
- 自分のスキルで地域に貢献したい
- スキルはないけど地域に貢献したい
もくじ
旅人が抱える「2つの不安」を解決
おてつたびは旅先の内側に潜むエモーショナルな体験をしたい旅人と、人手不足やPRに悩んでいる宿をマッチングするサービスです。
ざっくりサービス内容を説明すると、旅人は旅先のゲストハウスなどの施設をお手伝いする代わりに、宿側は交通費・食事・寝床を提供する仕組み。
まさしく「お手伝い」と「旅」が合体したサービスというわけです。
この仕組みを作った背景として、多くの旅人が抱える二つの不安があります。
- 交通費が高い
- 見知らぬ地域に一人で飛び込んで楽しめるのか
ひとつめは宿側から交通費が支給されるので問題ありません。おてつたびでは、ふたつめの問題が発生しないために、申し込みをした旅人と事前に面談を実施した上で、地域の方と要件のすり合わせをします。
お互いハッピーになれそうだと判断されれば晴れてマッチング成立となるので、ふたつめの不安も軽減されるはずです。
ちなみに、お手伝いと言っても一日中ビッチリ働くわけではなく、もちろん観光ができる時間はしっかりと確保されます。
おてつたびした旅人が地域の魅力をPR
宿側がおてつたびを利用するメリットは人材不足の補填だけではありません。
旅人に地域での滞在を楽しんでもらうことで、SNSやブログによる口コミ効果も期待できます。
地元の人が気づかない部分でも、旅人が着目して面白がってくれることはよくあります。おてつたびで来てくれた旅人が自然と観光大使的な行動をしてくれたら、地元としては嬉しいことですよね。
おてつたびでは旅人の受入れを検討している宿泊施設や自治体を絶賛募集中なので、こちらのプレスリリースを読んでみてください。
お手伝いを通じて地域のファンを創出する株式会社おてつたびが「おてつたび(お手伝い+旅)」のβ版サイトをオープン。受入れ先である宿泊施設や自治体を募集中。(PR TIMES)
「お宿メディア」制作のクラファン実施
そんなおてつたびが仕掛ける次の一手は「お宿メディア」の立ち上げです。いわゆるオウンドメディアの位置付けになると思われます。
おてつたびの魅力は「交通費・宿泊施設・食事」が支給される部分に目がいきがちですが、1番の魅力は宿の現場にいる方々と直にコミュニケーションができることです。まさに、表面的な旅行では味わえない内側の「エモーショナル」な部分に触れられます。
その最大の魅力を伝えるためにメディアを立ち上げるというのは、納得感のある施策ですよね。
宿の方々が地域や施設のプロモーションを完璧にできることは稀ですから、おてつたびメディアが魅力の発掘者となってPRをブーストしてくれるのは嬉しいことです。PR代理店なども手を着けていない領域なのではないでしょうか。
おてつたびメディアは本当にいい人・モノ・地域を実直に伝えることがミッションとなるはずなので、広告モデルの旅メディアとは異なる価値を提供してくれるかもしれません。
おてつたびメディア制作に先立って、おてつたびではクラウドファンディングを3月15日まで実施しています。目標金額に達するか否かに関わらず、メディア制作は実施される「All-In方式」でのクラウドファンディングです。
詳しくはCAMP FIREのページを読んでみてください。
「読んでいたら、この宿予約してた」そんな読み物のように紡ぐお宿メディアを作りたい(CAMP FIRE)
日経ソーシャルビジネスコンテストで優秀賞
おてつたびは日経が主催しているビジコンの「日経ソーシャルビジネスコンテスト」で優秀賞を獲得しています。
この日経ソーシャルビジネスコンテストとは一体何かと言うと…
環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う「ESG投資」が世界的に注目されている中で、日本企業も社会課題の解決という観点を自社のビジネスに積極的に取り込むことが求められています。また、経営における「CSV(Creating Shared Value=企業は社会と共有できる価値を創出すべき)」の考え方も広がりつつあり、国連が設定した「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」に取り組む企業も確実に増えています。
日経ソーシャルビジネスコンテストではSDGsの普及、促進のため、17の開発目標のうちいずれかを解決するアイデア、ビジネスモデルを明示してもらい、応募していただきます。
引用:第2回 概要・募集要項
「ESGが注目される中、CSVが広がってるので、コンテストのテーマはSDGs」ってわけですね。
アルファベットばっかりですが、要するに社会課題を解決するビジネスを募集するコンテストです。
このコンテストの最優秀賞は「東大発の医療×AIベンチャー」で、おてつたびと同じ優秀賞には「短期の地域里親普及プロジェクト」が選ばれていることを考えると、おてつたびの優秀賞受賞は社会的に価値の高いものであることがわかります。
コンテスト結果は日経のページから見れます。
社会課題の解決は今後のトレンド
日本ではそれほど話題になっていませんが、世界的には前述したSDGsなど社会課題の解決がムーブメントとなっています。
もちろんビジネスなので営業利益は大事な要素ですが、営利至上主義が最善かと言われれば答えはNOです。
儲かることばかりに大勢が殺到してしまったからこそ、温暖化や貧困、地域格差、ジェンダー差別などなどの問題が生まれてしまったことを人は理解しないといけません。
こうした社会課題の解決に、私たちのような一般人も出来る事から参加していくことが大事です。そういう意味では、おてつたびのクラウドファンディング参加などはひとつの選択肢になるはずですよね。
おてつたびβ版:https://otetsutabi.com/
おてつたびクラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/126645
おてつたびプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000036175.html