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自分が「普通」だと思う人こそ、顧問やアドバイザーに向いている

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自分が「普通」だと思う人こそ、顧問やアドバイザーに向いている

「顧問」や「アドバイザー」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?大企業で役員を務めたり、官僚をリタイアした人だったり、もっぱらエリートの年配の方を想起する人は多いのではないでしょうか。

そのイメージ、半分当たっていますが、半分は間違っています。複業時代の今、顧問やアドバイザーといったポジションは定義が広がりつつあります。

若い世代にも顧問&アドバイザーの道がある

若い世代にも顧問&アドバイザーの道がある

アドバイザー養成講座に若い世代が殺到

『そうだんドットミー』の金井芽衣さんがこんなツイートをして話題になっていました。

10名の参加枠がすぐに埋まって追加で募集するほど反響があったようです。

このツイートにリツイートやいいねしている人をざっと見てみたのですが、いわゆる古いイメージの顧問のような人はいませんでした

ほとんどが若い世代、現役バリバリの人たちです。

自分の「普通」をお金に変える方法に需要アリ

この募集に応募している人はかなり感度の高い人たちだと思うのですが、なぜアドバイザーになろうとしているんでしょうか?

それは「自分のこれまでの経験が、誰かの役に立つことを知っているから」ではないでしょうか。

そして、その経験をお金に変える方法を知りたいという需要があったため、金井さんの募集が注目を浴びたのです。

あなたが「普通」にやってきた事が、企業にとっては貴重

あなたが「普通」にやってきた事が、企業にとっては貴重

「普通」を別角度から見てみる

例えば、あなたが中小企業に10年務めたマネージャーだったとします。会社が有名な訳でもないし、自分の出世のスピードも普通。

そんなあなたが「普通」だと思っているキャリアでも、角度を変えて見ると貴重なキャリアになります。

楽天やUUUMなど、140社以上で顧問を務めた齋藤利勝さんの著書『キャリアをお金に変える!「顧問」という新しい働き方』にも、あなたの「当たり前」こそ企業が求めているものだと述べています

「そうは言っても、自分に本当に顧問が務まるのだろうか?」
そんな風に半信半疑になる人もいるかもしれません。また、顧問には一流企業の役員経験者しか慣れないと根強く思っている人もいます。
しかし、長年真摯に実務経験を積んできた人であれば、何かしら提供できるスキルがあるはずです。

引用:あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方

あなたが普段「当たり前」だと思ってこなしている仕事にも、貴重な知見が詰まっているかもしれません。

例えば、中小企業か大手企業か、という違いだけでも組織に新しい風を吹かせることができるポテンシャルがあります。

中小企業でキャリアを積んできた人は、大手企業にないスピード感で仕事に臨むスタイルが身に付いています。その仕事のやり方は、大手企業で社内調整に多くの時間を割いてきた人にとっては新鮮です。

引用:あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方

企業の課題解決の提案にはコツがある

企業の課題解決の提案にはコツがある

「当たり前」に価値があると言っても、いざ顧問に就任したところで的確にアドバイスするのはハードルの高さを感じます。

はっきり言って、的確にアドバイスするためにはある程度コツが必要です。逆に言うと、コツさえ掴めばOK[/yelow]。

そのようなコツを学ぶために、冒頭で紹介したような金井さんが主催している講座などが有効になってきます。(ぼくの解釈が違ったらごめんなさい金井さん)

もしくは前述の書籍『あなたのキャリアをお金に変える〜』にも、課題解決のためのノウハウとして『[yellow]齋藤式分析ツール(Sツール)』が紹介されています。

Sツールは「強みと弱み」「外的要因と内的要因」から、企業の戦略を導き出す方法です。この方法通りに分析すると、サクッと説得力のある戦略立案ができるようになります

Sツールで分析したら、あとはあなたの「当たり前」と照らし合わせてアドバイスを実行していけばOKです。

まずは顧問派遣サービスに登録しよう

まずは顧問派遣サービスに登録しよう

ここ数年で顧問派遣サービスが最近増えています。そして登録している顧問の数も増えているそうです。

一通りのサービスに登録すべし

ぼくも一通りのサービスに登録していますが、とある顧問派遣サービスの面談で担当者さんに「競合サービスも一通り登録しておくことをオススメします」と言われました。

おいおい競合をオススメするのかよ、と思って聞いてみると「どの顧問派遣サービスかに関わらず、実績のある顧問の方が引き合いが多い」のだそうです。そりゃそうだ、納得。

50代が圧倒的に多いが稼働率が高いのは30〜40代

いずれの顧問派遣サービスも、ウェブサイトの雰囲気が大人っぽいです。ぼくのような30代はお門違いなのかな?と思い、これも担当者さんに聞いてみると「登録者の85%が50代ですが、稼働率が高いのは30〜40代」とのことでした。

報酬はサービスによってまちまち

報酬については、サービスによってまちまちな印象です。

あるサービスでは「1日の稼働につき5万円で固定」と言われましたが、別のサービスでは「1社あたり7万円〜十数万円/月が相場」などと言われました

顧問のスキルや人脈によっても変わってくるはずなので、そこは追ってレポートできたらします。

筆者が登録している顧問派遣サービス

担当者さんのアドバイスどおり、ぼくも一通りの顧問派遣サービスに登録しています。

まずはコツをおさえて実績を重ねる

ぼく自身もアドバイザーを務めた経験がありますが、やはり自分にとっての「当たり前」が企業の役に立っていると実感します。

ただし、自分が「当たり前」だと思う仕事のやり方を実践してもらうには、説得力のある説明やフレームワークが必要です。

そういう意味で、金井さんの主催しているアドバイザー養成講座などはコスパのいい学びの機会になりそうです。

また、前述のSツールは戦略立案だけでなく、自分の強みを発見できる自己分析ツールとしても利用できるのでオススメです。仕事の幅が広げられるはずですよ。

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この記事を書いた人

MULTINESS編集長。『漂流男子』『働きたくない代表』とか言われている。ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡県糸島市をメインの拠点に東京、名古屋を行ったり来たり。バンコクに拠点作りたい。