働く場所

福岡でリモートワーク、在宅とコワーキングどっちが快適?実践した感想

投稿日:

SALTから見える海

僕は東京での会社員生活から離れて、今は福岡に移住してフリーランスをしています。

仕事はリモートワークで受けられるものだけに絞っているので、定時とか出社とは無縁のワークスタイルを実践しています。

「気楽でいいね」と言われるし実際気楽なのですが、どうにも悩ましいのはどこで仕事をするかという問題なんですね。

具体的には在宅ワークとコワーキングスペース利用との間で揺れ動いています。

在宅もコワーキングも経験した僕の体験談をまとめてみます。

かなりニッチなコラムになりますが、これからリモートワークしたい人や、僕と同じリモートワーカーの参考になれば嬉しいです。

この記事はこんな人にぴったり

  • リモートワークしている/検討している
  • 独身・子無し・パートナー同居
  • 職種:在宅ワークできる職種全般
  • 地域のコミュニティに興味がある

福岡のリモートワーク状況

福岡は色んな意味でリモートワークに適しています。

  • 飛行機と新幹線へアクセスしやすい
  • 都会っぽい機能は博多・天神に集約
  • 田舎から博多・天神にアクセスしやすい
  • 家賃は安い
  • 賃金も安い
  • 雨後の筍のようにコワーキングスペースが誕生している

他にも挙げればいくらでもありますが、こんな感じです。

福岡で働いても賃金は安いので、そこはリモートワークの特権で東京からお仕事をもらう作戦でいきましょう。

あと、都心部はコワーキング激戦区になりつつあります。WeWorkが進出してきたあたりから、どんどん新規参入が増えています。僕もなにがどうなってるか追えていません。

福岡のコワーキングスペースでリモートワーク

SALTから見える海

SALTから見える海

当時僕は糸島市に暮らしていて、福岡市の海沿いにある『SALT』というコワーキングスペースを利用しながらリモートワークしていました。

とにかく海をながめながらパソコンをパチパチできるのが最高です。

いくつか実感したメリット・デメリットを書いていきます。

良くも悪くもチャリで通勤25分

コワーキングスペースへ出勤するので、当然通勤時間が発生します。

とはいえ、チャリをダラダラ漕いでいれば25分でつきます。これがツライかラクかは人によると思いますが。

僕はチャリ通で見える風景が結構好きで、工事が始まったとか終わったとか、麦畑が黄金色になってきたとか、気だるそうに歩くカレー屋のお兄ちゃんとかをウォッチしています。

自宅作業に変わった今、痛感するのは「風景を見るだけでも社会性を保てる」ということ。

視覚的な刺激がないと、そこはかとなく物足りなさを感じます。

小話する程度の心地いいコミュニティ

SALTはコワーキングスペースの中でも一風変わったコミュニティが築かれています。

WeWorkなどに代表されるビジネス拠点としてのコワーキングスペースは、入居者同士のコラボレーションで新たな仕事が生まれたりするのがストロングポイントです。

対して、SALTの入居者は僕のように一日中Netflixを見ているような人もいるくらいで、良い意味でビジネス臭がしません。

かといって入居者同士のコミュニケーションが皆無なわけでもなく、「今日は海の色がいいっすねー」「そだねー」くらいの会話はするんです。

孤独なフリーランスはそのくらいの会話があるだけでだいぶ救われます。

自分の性分に合ったコミュニティが形成されているコワーキングスペースを見つけることが大事です

コワーキングから派生した「いつメン」づくり

コワーキング入居者同士でノリの合う人が見つかると、遊びに行こうとか飲みに行こうという話になります。

これはサラリーマンの付き合いみたいなものとは性質が全然別で、基本的に自分が参加したいから参加するものです。

そんな遊び/飲みを繰り返していると、いわゆる「いつメン」的なコミュニティがゆるっと形成されていきます。

ここまでくると、僕のような移住者でも、福岡に郷土愛のような感覚が生まれてきます。僕の場合、そのきっかけはSALTでした。

福岡で在宅のリモートワーク

自宅ではゲーミングPCで作業

自宅ではゲーミングPCで作業

糸島市から福津市に引っ越して、相変わらずリモートで仕事をしていますが、大きく変わったのは近所にコワーキングスペースが無いことです。

仕方なく自宅で作業できるように環境を整えて仕事をしていますが、これはこれでメリット・デメリットがあります。

作業できる時間が増える

コワーキングスペースを利用してたときは通勤に往復で約1時間かけていたので、それが丸々なくなったぶん作業できる時間が増えました。

そもそも僕は平均で1日2時間くらいしか仕事していないので、そのぶんNetflix見るかブログ書くかって感じです。

仕事の合間に家事でリフレッシュ

人によって当てはまらない場合もあると思いますが、僕は仕事の合間の休憩がわりに家事をします。

記事を一本書いたら洗濯機回す」みたいに。

自宅作業って外的刺激がないので、しばらく作業しているとマンネリ感が襲ってきます。それを避けるために家事を挟んでテンポをつけているんです。

もちろん、同居しているパートナーには重宝がられるので、これは良い習慣として継続しようと思っています。

友達ができる理由がない

移住者の在宅ワーカーにとっての難敵がこの問題です。

住んでいる地域は縁もゆかりもない土地ですし、コワーキングスペースに通っていないのでゆるい繋がりも生まれません

今度、近所で山笠というお祭りがあるようなのですが、根無し草の僕が単身乗り込んでも楽しめるか、いささか不安です。

この対策として、歯医者や美容院など、定期的に通う施設はできるだけ近所のものをチョイスするようにしています。

今はまだ箸にも棒にもかかっていませんが、歯医者とか美容院ってある程度コミュニケーションをするので、なにかしら地域のコミュニティに食い込むきっかけになることを期待しています。

福津市に友達がいる方、僕に紹介してください笑

リモートワーカーのライフハック教えてください

偉そうに語ってみたものの、僕はリモートワーク歴1年余りの新参者です。

リモートワーカー実践者の方々には、ぜひとも有益なライフハック情報を教えていただきたいです。

筆者(@multi_ness)のTwitterまでご連絡お待ちしております。

この記事を書いた人

MULTINESS編集長。『漂流男子』『働きたくない代表』とか言われている。ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡県糸島市をメインの拠点に東京、名古屋を行ったり来たり。バンコクに拠点作りたい。