新しい事をはじめる時には、まず関連する本を何冊か読んでみる。という人は多いのではないでしょうか。御多分にもれず僕もそのタイプでして、複業メディアを立ち上げるにあたって複業・パラキャリ系の書籍をアレコレ読みました。
これから複業をはじめたい人にとって、まずはおさえておきたい良書である「複業のトリセツ」「複業の教科書」「パラレルキャリアの作り方」この3冊がなぜオススメなのかをざっくり整理しました。
ネットでの情報発信を知りたいなら「複業のトリセツ」
複業のトリセツで強調されているのは、ネットでの情報発信の大切さです。
ちょっと待って、複業は何をするのも自由なはずなのに、なぜネットのスキルが強調されるの?そう思いますよね。僕もそう思いました。パン屋とそば屋を掛け持ちしても複業なはず。
パン屋とそば屋を掛け持ちすることはもちろん複業なのですが、著者の染谷昌利さんが言いたいのは、お店を成功させるために重要なスキルがネットでの情報発信に他ならないということです。
美味しいパンを作っても、誰にも気づかれなかったらビジネスが成り立ちません。知ってもらうためのスキルはどんな仕事にも応用がききます。さらにネットでの活動は低コストから始められるので、小さな1歩目を踏み出すのにちょうどいい。
複業のトリセツではどんなネット上のサービスを使って、どんな情報発信をして、どんなマネタイズ方法があるのか、を初心者でもわかりやすく解説してくれています。
ビジネス脳を鍛えるフレームワークが満載「複業の教科書」
著者の西村創一朗さんはリクルート出身で、現在は複業研究家という肩書きを持っています。
本の内容以前に、西村さんの複業っぷりがすごいです。「複業」で検索すると西村さんがヒットしまくります。
多方面で働き方関連の仕事をこなしていて、いったい西村さんは何人いるんだというほどの多動力があります。このバイタリティが「複業の教科書」の説得力に繋がっているのです。
複業の教科書はリクルート出身の西村さんらしい、生きたフレームワークで溢れています。
- どうやってビジネスを作るのか
- 自分に合ったビジネスは何か
- ビジネスをどう成長させるのか
などといった、思考方法が具体的に解説されています。この手の悩みは一人で考え込んでいても1ミリも進捗しないことが多いので、素直にフレームワークに沿って思考を巡らせると驚くほど視界がクリアになります。
壁を乗り越えるマイルールを創る「パラレルキャリアの作り方」
著者の三原菜央さんは8年間教員として務めた後に事業会社に転職し、週5のフルタイムで働きながら名刺を5枚を持つ複業を開始しました。
フルタイムで働くだけでも辛いのに名刺5枚ぶんの肩書きなんて…と思ってしまいそうですが、彼女がどうやってその分量の仕事をこなしているのかが詳しく書かれていて、読めばなるほどと納得できます。
納得できるだけでなく、再現性のある方法を本の中で提示してくれています。パワフルでプロダクティブな仕事をするための「マイルール」的なものがぎっしり詰まった良書です。
複業の教科書のフレームワークとはまた違う、自分を奮い立たせるためのアクセルの踏み方を上手に解説してくれています。
嬉しいのは、複業実践者のインタビューがめちゃくちゃ多く収録されていることです。複業は人それぞれスタイルが違うので、具体例を参考にすると新しい発見が多くありますよ。
やる気はあるけど、パワーをどうぶつけたらいいか迷っている人にとっては必読書と言えます。